11月30日

天気 はれ 気温-4度
昨日、午後は霧雨が降り、朝になってから冷えてきました。
そのため昨日はスノーマシン稼働出来ませんでした。
今朝も曇りかと思ったら日が射して来ました。
スキー場開き祭が行われる土曜日は天気が良さそうで良かったです。
コース係から審判(レフェリー)になりました。
競技役員でストックを持つのが許されるのが競技委員長と審判になります。
旗門員ならポールを持って動きますし、コース係ならレーキなどを手にして動きますが審判は無線機だけ持っているだけです。
スキー競技の場合、野球やサッカーのように相手と対戦する訳ではありませんが審判はとても重要な役員です。
当然ルールブックは丸暗記して、公正にどちらかと言うと選手側に立って判断する仕事です。
昨日書きました。コース係員が進路を邪魔した場合、同じ役員同士で役員の味方をしたいのが人情ですが選手に優位になるように判定します。
スキー競技の場合、再レースが有ります。もちろん全員が再度滑るのではなく審判に認められた選手だけもう一回滑ります。
一番多いパターンは先に滑っていた選手が転んで、棄権すれば良いのですが起き上がり滑り出した場合、後から来た選手の進路妨害になります。
何人かで分れてコースの要所要所に立って、コース全体を旗門員などの邪魔な位置にならないところで見守っています。
明らかに進路妨害が認められた場合、ゴールにいる主審に無線で報告だけしておきます。
そして、選手やコーチが抗議に来たら審判から報告が上がっていますので再レースを許可します。
抗議に来なければそのままです。あくまでも選手側からの申し出が無いと再レースはありません。
もう一つ重要なのはスタートを止める判断も審判が下します。
例えば旗門が飛ばされて次の選手がスタートして間に合わないとか、コース内で選手が怪我をして動けないとかしている場合、スタート審判に無線でスタートストップの指示を出します。
審判が立っている場所はコースが見渡せる場所ですのでコーチたちも集まります。
だいたいは進路妨害やスタートストップの判断も無く、コーチたちと雑談しています。
もちろん選手の滑りはコーチたちと見ています。
コーチ連中と話をしていますと、この業界の狭さが判ります。
ただコーチたちは自分のところの選手が滑り終われば撤収できますが、審判は大会が終わるまでその場所で立ったままです。
中には滑り終えてスタートに自分の予備のスキーやウェアーを取りに行った選手に、缶コーヒーを持たせて届けてくれることがあります。
涙が出るくら嬉しいです。
なぜなら審判は競技役員なのですが旗門から離れた位置に居ますので、昼の弁当などを配り忘れらる部署でもあります_| ̄|〇
また、こんな事もありました。
私たちが立っている少し下でニュースか取材か判りませんが、テレビカメラマンが大会が始まったら「すみません、もう少しネット側に避けて貰えませんか!!」「てめー!!誰に物言っているんだ!!」と怒鳴るのは簡単ですが、大人ですので一言「私に指示をしたかったら組織図に乗っ取って指示をしてください。」と答えました。
不満そうな顔をしていましたが帰る時「大変失礼な事を申し上げました。」と謝って帰って行きました。
野球で言えばホームベースに滑り込む瞬間を撮影したいので、主審(アンパイア)に退いて貰いたいと言っているのと同じ事だと気がついたようです。
逆に報道関係に、その場所は駄目と指示をするのも審判の仕事なのですが_| ̄|〇
大会役員なのに仲間内からは弁当配るのを忘れられて、知らない人から見れば、何あのおっさん、あんなところにつ立っているの?と思われる仕事です。
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