4月6日

天気 はれ 気温6度
昨日と一転して氷点下に下がりませんでした。
晴れてはいますが日本海の前線に向い南風が吹き込んでいます。
通常、前線が抜ければ西高東低冬型気圧配置になるのですが、明日は持って明後日冬型になりますが等圧線が寝ていますので吹雪にはならないと思います。
その代り、風よけになる北アルプスは猛吹雪だと思います。
今シーズンはこのパターンが多いです。
雪中熟成生酒の話題が続きます。
昨日、安定した0度と言う温度がポイントと書きましたが雪国では昔から行われている貯蔵方です。
野菜などを秋に収穫しないで畑に雪が積もったまま春を迎えます。
すると野菜も凍らないようにと糖分を増やして雪の中で過ごします。
0度は水分が凍り始める温度なので野菜も対応します。
もっと気温が下がれば野菜も凍り付いてしまいます。
スノーキャロットと言うニンジンがあるのですが、果物かと思うほど甘くなります。
その植物の性質を応用して雪の中に収穫したリンゴなども貯蔵するようになりました。
雪では無理なので、氷を使って氷温貯蔵の米やコーヒーなども作られるようになりました。
ただ製品になったお酒がなぜまろやかになるのかは現在説明がつきません。
考えられるのは瓶詰されても熟成あるいは劣化するのが0度と言う温度だとゆっくり進むせいなのかもしれません。
雪中貯蔵と冷蔵保存のお酒をお客様に呑み比べて頂くと、私でも味の違いが判るかしら?とおっしゃるお客様でさえも全員味の違いが判るほどまろやかです。
最初にやって一番驚かれたのは造り酒屋の杜氏さんでした。
雪に埋める都合上、本来の仕込みの順番を飛ばして真っ先に作って頂いておりますが、一番最初なので酒粕の匂いが残っているそうです。
それが自分で作ったお酒とは信じられない程、味が変わってまろやかになっていました。
理屈が判らない方が良いのかも知れません。
自然界の天然雪の力で美味しくなる。の方が楽しいのかも知れません。
励みになりますので興味がある方にポチッとお願い致します。
記事を書く参考にさせて頂きます。

