3月19日

天気 かいせい 気温-3度
春です。高気圧の縁を回りこみ暖かい空気が入り込んでいます。
あまり冷え込みませんでしたのでゲレンデはコンデションを保ったままです。
お客様からスキーの手入れを書いて欲しいとご要望がありましたので書いて行こうと思います。
どうしても、これからは雪質も落ちますしスキーを仕舞うにも手入れをした方がスキーが長持ちします。
先ず、ワキシングと言うとバイス台にスキーを固定して固形のワックスをアイロンで溶かしながら滑走面に塗るシメージを持たれますが、あれは明日の大会に出る選手の塗り方です。
選手のように明日の1本に掛けるなら別ですが、1日中滑っている一般のお客様はマネをしなくて大丈夫です。
スキーの滑走面には高分子ポリマーと言う素材が使われております。
手で触るとツルツルのように思いますがミクロ単位の穴が開いています。
雪は、空気中のチリの周りに水蒸気が集まり結晶を作りますので雪の中にはチリが入っています。
そのチリなどが滑走面のミクロ単位の穴に入り込むと滑り難くなります。
なぜ大会の前日にあのようなワキシングをするかと言うと、ワックスをアイロンで溶かして厚く塗ると、ワックスの方が粒子が小さいので高分子ポリマーの穴の中に入り込んで、チリや汚れを浮かしてくれます。
チリなどを含んだワックスごとそぎ落とすためです。
選手も毎日は遣りません。あくまでも大会の前日に一本だけ滑るために行います。
当然熱を掛けますので、高分子ポリマーも傷みます。
続きは明日へ
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