2月3日

天気 はれ 気温-5度
前線に向かい南風が吹き込んできました。
前線通過後雪の予報が出ていますが、今週は週の後半に強い寒気の南下が予報されています。
なんだかんだと言っても2月です。
一番雪が降る月です。
今週はスキー場で使う特殊な車両の話題を書いていきたいと思います。
まずまっさ先に思い描かれるのはゲレンデを整備する圧雪車ピステンだと思います。
正式名称はピステンプーリー ドイツのケースボーラー社のものになります。
志賀高原には1971年昭和46年に導入された記録が残っています。
ピステンが導入される前のゲレンデ整備は人力で行なっていました。
スコップ片手にギャップの上を削り溝に埋めて次のギャップと動いていきました。
ドイツより輸入され車体番号2番だったそうです。値段は当時の金で800万新築の一軒家が買えるとの記載もあります。
現在は4000万から6000万くらいですので同じくらいの価値があります。
スキー場に急速に普及して、スキー場整備の代名詞がピステン掛けとなりました。
大原鉄工のラ・トラックやイタリア製のブリノートが出来たのは後のことでした。
ピステンと言いますと本体も高いですが修理代も高いです。
外国製ですから、ある程度の部品は日本国内にストックしてありますが無い部品は空輸になります。
船便ではシーズンが終わってしまいます。
旧渋峠リフトでは、社長の甥っ子が作業を請け負っていた時期がありました。
社長が「おめえた!!大事に使こうてくれれば!!ベンツの1台くらい買うてやる!!」とぼやいていました。
甥っ子という事もありますが無理して壊します。
通常のゲレンデ整備は問題無いのですが、たとえばスキー場への雪出しの場合3回に分けて出せば良いものを1回で押し出します。機械への負担は大きくなり時期に壊れます。
修理費はべらぼうな金額になりますので、ベンツ1台600万くらい安いものです。
しかし、甥っ子にすれば夜間1人で作業しますので、無理をしでも早く作業を終わらせたいと「この位なら大丈夫!!」でガッシャン
社長にすればベンツ1台分以上の修理費となります_| ̄|○
また急斜面では横転の危険性もあります。
直進性のためにキャタピラーは横方向に付いていますので急斜面で横になりますと横滑りします。
その場合、止める方法はありませんので横転します。
続きは明日へ
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