5月15日

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天気 薄曇り 気温12度

今朝はあまり冷え込まなかったので小鳥のさえずりで起きました。
ウグイスもホーホケキョでは無くケキョケキョと鳴いていました。
もうじきウグイスも恋の季節です。
これで朝起きると時寒さを感じらなければ最高の季節です。

タラの芽は山岳救助隊時代に忘れられない思い出があります。
もう40年近く古い話なので書いておいてもよいかなと思い書きます。
昭和57年の5月の事でした。志賀高原の奥のカヤの平でタラの芽を採りに行ったまま行方不明になった遭難事案がありました。
カヤの平は木島平村なので木島平の山岳救助隊が捜索をしたのですが、発見できず大規模な山狩りをするので志賀高原にもお手伝いの依頼が来ました。
遭難してから3日くらい経っていますし、83歳の高齢の男性なので生存は絶望死されていました。
捜索は山の上の林道に横一列に並び1.5メートル間隔で藪漕ぎをしながら下の平まで降り捜索する山狩りです。
下まで降りて見つからなければ林道の場所移動して捜索します。
ところがタラの芽の畑に遭遇しました。
リックの中には雨具や昼食などが入っていますが、移動する車の中に飲み物以外は置いて空のリックを背負い捜索場所に移動しました。
捜索する林道には遭難者の家族が「何とか手掛かりだけでもと藁にすがる思いで悲壮感を漂わせて挨拶をしてくれます。」が空のリックを背負って下に降りる頃にはタラの芽でリックがパンパンになっていました。
しかもタラの芽の真ん中の一番柔らかくておいしい部分だけしか採っていません。
家族には判らないように藪から出る前にはリックのチャックは閉めるのですが、藪に入る時は空のリックが出て切る時はパンパンなので解っていたかもしれません。
本当は足元を見ながら降らないと行けないのですがタラの芽は上にあります。
それでもちゃんと仏さんを見つけ出しました。
私の人生の中であのくらい凄いタラの芽畑を見たのは初めてで最後です。
場所は覚えていますが行きません。
だってタラの芽は夕食の1品にするくらいなら1人2.3個あればたくさんです。
そのくらいなら家の周りで十分取れます。
タラの芽を採りに行くとあの山狩りを思い出します。


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