7月13日

天気 はれ 気温16度
本日も寒気の影響で午後は雷雨の予報が出ています。
前線では無く寒気で雨が続くのは珍しいと思います。
通常雷3日と言いまして3日も経てば寒気が弱まるのが今までのお山の常識でした。
植物園を下って来ますと、ニッコウキスゲが咲いている時なら一面のジュウタンになるブエモンを通ります。
本来のコースは冬、寺小屋から東舘に向かうコースが登山道ですが寺小屋のスキー場の下を通るコースを進めています。
一面ニッコウキスゲの中を歩くなんてそうそうありません。
昔はニッコウキスゲは7月の終わりに満開になりましたがだんだん開花が早くなっています。

ブエモンの地名はおそらく武右衛門さんと言う方が、その沢で竹切をするために小屋を建てて住んで居たので付いたと思います。
現在、竹製品は高級民芸品位しか残っていませんがプラスチックが出る前は、農作業に使う籠にしろ竹製品が主でした。
竹の中でもネマガリ竹を使う製品は、軽くて丈夫で重宝されていました。
竹の子の回でも書きましたが、ネマガリ竹は雪の重さに耐えて育ちますので丈夫です。
太く丈夫な竹を取って来て、細く加工して籠などを編んで使っていました。
沓野では竹切も盛んで産業になっていました。
竹はどこで生えていますが、太く丈夫な竹となりますと北斜面などの残雪が多く残る場所になります。
たぶんブエモンの名前が付いた武右衛門さんは竹切だったと思います。
寺小屋のレストハウスから下は北斜面で太い竹が多く生えている場所です。
竹の場合、切っても翌年生えてきますので炭焼きのように場所を動く必要がありません。
おそらく沢沿いに小屋を建てていたので武右衛門さんの小屋のソバなのでブエモンと名前が付いたと思います。
小屋と言っても昔の三角テントのように上に木を渡して、刈った笹を重ねて雨をしのぐ程度の小屋です。
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